雪月花・・・

はじめてこの言葉を耳にしたのは、
気取ってヴァーボンやテキーラを飲み始めた頃だった。
ラジオから流れていた曲は
「雪月花
 雪月花
 恋心
 いわぬが華さ」
とサビを唄っていた。
柳ジョージとレイニーウッドというバンドの
「歌舞伎」という曲であることがわかった。

もちろん
雪月花という言葉は中国の詩(白居易)の一句である。

自然の美しいもの指し、
また
その愛でる風流な態度そのものをも指すようになった。
(時代とともに雪月桜とも理解されてきたようです)

日本人独特の美意識の中で、
桜の花はひとつの意匠をもって描かれる。
また桜の花は人を狂わせるものをもっている。
能の「桜川」。
梶井基次郎は「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」といった。

わが国は古来、旧暦、太陰暦を用いていた。
太陽暦が採用されたのは1873年。
月の満ち欠けを見てそのまま日にちがわかるという太陰暦は
深く生活に密着していたことは想像に難くない。
藤原道長の「望月の歌」では
月が社会上の立場や心情に比喩されている。

花を、誕生の芽吹きから成熟の紅葉(黄葉)
自然の象徴の表現とした時に
雪はその生命の対極、または静としてとらえられてきた。
またその色ゆえ罪穢れを清めるものとしとらえられる。

自然を愛で、
四季の移り変わりに思いを寄せる日本人の心の投影

桜を、月を
そして
「雪を愛でる」

現代の歌姫双璧といわれる
ユーミン
中島みゆき
にも雪月花という曲がありますね

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